詩篇 4 前文~4:1
前文 指揮者のために。弦楽器に合わせて。ダビデの賛歌。
4:1 私が呼ぶとき答えてください。
私の義なる神。
追いつめられたとき
あなたは私を解き放ってくださいました。
私をあわれみ私の祈りを聞いてください。
この詩篇4篇は、3篇の続きとして書き残されたと言われている。そして、弦楽器に合わせて指揮者のもと大合唱されていたことを考えると、4篇は3篇のクライマックスとして描かれていたのではなかろうか。
再度、ダビデは神に呼び求めていた。祈りが応えられて平安が来ても、再び不安が押し寄せてくる。その都度、彼は「私を解き放ってくださいました」と何度も経験した神の御守りを思い出し、今度もそのようにしてくださると信じて祈っている。感謝が不安に勝利する秘訣である。
ダビデが「私の義なる神」と呼ぶところには、自分は神の義を追い求め、責められる不義がないゆえに、義を喜ばれる神の前で自分を受け入れてくださるだろうという確信から来ている。
私たちが祈り求める時、不義がないか(不純な動機がないか)点検し、神に受け入れられる確信をもって進んでいこう。
<祈り>
何度も迫りくる不安に対し、救い出してくださった恵みと感謝のなかで平安に変えられ、さらに祈り求めていきます。もし不義があるなら示して聖め、あなたの前に受け入れられる祈りとなさしめてください。
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